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高松市12月定例議会での一般質問報告(要約)

2024年12月9日(月) 一般質問の項目
1.刈草の資源化を推進する考えについて
2.附属機関等の会議記録作成業務にAIを積極的に活用することにより、速やかに会議記録を公開する考え
3.劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業を活用する考えについて
4.公園の管理について
(1)持続可能な管理手法の検討
(2)飛び出し防止の門扉設置の取組

1.刈草の資源化を推進する考えについて

高松市はゼロカーボンシティを目指し、廃棄物の削減に取り組んでいます。しかし、道路の除草などで発生する大量の刈草は、現在焼却処分されています。他の自治体では、刈草を堆肥化したり、下水汚泥と混合してバイオガスを生成するなど、有効活用が進んでいます。高松市でも、同様の取り組みが検討されましたが、コストや技術的な課題から実現していません。しかし、他の自治体の事例や研究成果を参考にすれば、刈草の有効活用は十分可能と考えられます。そこで、ゼロカーボンシティ推進課を中心に、関係各課が連携し、刈草の有効活用に向けたプロジェクトチームを立ち上げることを提案します。

A.環境局長の答弁
刈草の資源化は焼却に伴う温室効果ガスの排出抑制に加え、ゼロエミッションにもつながり持続可能な地域環境を目指す上で有効と考える。一方でコスト面など課題があるため、先ずはゼロカーボンシティ推進課が中心となり、庁内関係課で共有するなど調査研究して参りたい。

2.附属機関等の会議記録作成業務にAIを積極的に活用することにより、速やかに会議記録を公開する考えについて

附属機関の会議記録は、市民の参画を促す重要な情報です。近年、公開が遅れるケースや内容が不十分なものが散見されます。生成AIを活用し、議事録作成の効率化を図ることで、より迅速かつ質の高い情報公開を実現できるよう、庁内での取り組みを推進すべきです。

A.総務局長の答弁
速やかに会議記録を公表することを周知するとともに、業務効率化に資するサービスの積極的な活用を呼び掛けて参りたい。

3.劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業を活用する考えについて

一流の舞台公演に触れる機会をつくることは、一人ひとりの生きる力を育むとともに、中長期にわたって文化芸術を振興させていく観点からとても重要です。子どもたちが気軽に文化芸術に触れられるよう、国が実施している「文化芸術振興費補助金」を活用した取り組みを、高松市の文化芸術ホールでも行うべきだと考えています。この補助金は、子どもたちのチケット代を無料にするだけでなく、同伴者の割引も受けられます。子どもたちに、一流の舞台芸術に触れる機会をさらに広げたい。

A.創造都市推進局長の答弁
国のこの事業は、将来の地域文化の担い手となる子どもの鑑賞機会の拡大につながる事業であるため、高松市文化芸術財団と協議しながら活用を検討して参りたい。

4.公園の管理について

公園愛護会の高齢化など、公園の維持管理が困難になっている現状を指摘。多様な利用者のニーズに応えつつ、誰もが安心して利用できる公園にするためには、ハード面の整備だけでなく、地域住民や利用者との協働によるソフト面の強化が重要。特に、発達特性のある子どもたちにとって、公園が安全で安心して遊べる場所であることの重要性を訴え、公園の入口に飛び出し防止の門扉を設置するなどのアイデアを紹介。この提案は、公園を「みんなの手でつくるもの」という新たな視点を与えてくれるものであり、今後の公園づくりに活かしていくべき。

A.都市整備局長の答弁
地域の実情や課題に即した、持続可能な公園運営が図られる効果的な方策や仕組みづくりを検討する。飛び出し防止の門扉設置については、今後、身近な公園等において、試験的に設置を検討するなど、必要な対応を図って参りたい。

詳しくは、議会録画中継をご覧ください。

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