議会では議員間の議論ができない?
高松市議会、今日は代表質問の2日目
我が公明党会派から大山高子氏が質問を行いました。
学校教育問題で、先日3回目のUSBメモリ紛失の事故がおきた事から
先生が自宅に帰って、仕事をしないといけない事柄を問題視し
今後の対応策を正すものがありました。
代表質問なので、私から資料提供をし
クラウドサービスを活用した教務支援システムの導入を提案していただきました。
そもそも、先生が生徒に向き合う時間が無い!
との現状が問題であって、そのことを、解決するためにも、
生産性向上の視点からも
民間事業では当たり前の、
業務の分析とITシステムの活用が、
教育の分野ではほとんど進んでいません。
クラウド・ホスティングされたシステムだと
USBに持ち出しをすることなく
インターネット環境であれば、自宅での業務も遂行できます。
当局からは、段階的に導入を検討!?との回答でした。
いったいどのように導入するのでしょうか??
その後は、質疑が行われました。
共産党の岡田さんからの質疑でした。
この質疑の中で驚くものがありました。
一般事業廃棄物の処理費用値上げについてです。
このことは、先のブログにも書きましたが
その後、事業者からの強い(?)要望を受けて
最大会派の同志会が、値上げ幅を縮小するように提言(圧力)
当局が折れて、値上げを半分にした議案が提出されていました。
岡田氏の質疑の論点は
「景気が悪く、中小企業者からは廃棄物の処理手数料が値上げをするとやっていけない」
「弱者保護の観点で値上げには反対」
というものでした。
しかし、よくよく考えてみてください。
調査会の中でも発言されておりましたが
「産業廃棄物事業者は、なかなか値上げをお客様(ごみを出す事業者)に価格を転化できない」
との事なのです。要はこの産廃業者の経営が苦しくなる ということなのです。
これら事業者が本来、自己責任で担わなければならない費用を
一般市民に負担をお願いする。
元の値上げでも 11億円を市税から繰り入れることでした。
世帯あたり年間約3,500円負担していただき
一般廃棄物の処理を行っているのです。
これが今回の議案(同志会の反対)により
市民への負担を増やすことになったのに
共産党は中小企業者を守るために
一人暮らしの困っているおばあちゃんから、もっと負担してもらえ!
と言っているのです!
ばかばかし過ぎて話しになりません!
委員会でこのことを議員間で議論をしようと思ったのですが
現在の制度では、議員が市当局へ質問をできるが
議員間での討論、議論は出来ない
と言われて、改めてビックリしました。
議会は議員間で議論をするところではないのです!